国際恋愛/結婚の「言葉の壁」との付き合い方

皆さんこんにちは、ALEE(エリー)です。

私が国際結婚をしていることを知ると、よく人から聞かれるのが言葉の問題です。日本人の私と台湾人の夫は日常の会話は、英語でしています。私の中国語は初級で、日常会話であれば何とか聞き取ることができるレベルです。一方、夫の日本語は挨拶程度でほぼ話すことができません。

現在お互いのコミュニケーションで言葉の壁が問題となることはありませんが、お互いの周りの人とのコミュニケーションにおいては、常に言葉の壁を感じています。

そこで、今回は国際恋愛/結婚において、どのような言葉の壁があるのか、また言葉の壁との付き合い方について私の経験をお話しします。

国際恋愛/結婚と言葉の壁

国際恋愛/結婚においては、様々な場面で言葉の壁を感じることがあります。

私の考える言葉の壁とは、言語の違いにより思うコミュニケーションが取れないことです。お互いの言葉の壁は、努力により縮めていくことができますが、彼/彼女の周りとのコミュニケーションは語学を極めていても難しいときがあるのではないでしょうか。

私が言葉の壁を感じた例

  • 彼の友達と遊びに出かける際、食事中みんなで話している時には話についていけず、孤独感を感じる時があります。私は彼に頻繁に通訳を頼むと、彼が会話を楽しめないと思うので自分からは「今はなんて言っていたの?」とは聞きすぎないようにしています。
  • 彼の家族と食事中、色々質問してもらい、何とか質問を理解できたのに、上手く中国語で答えられないことがあります。単語を並べて返してみたり、英語で言ってみたり、夫に助けをお求めたりして対応しています。
  • 以前台湾で仕事を探そうと考えた時に、私の中国語レベルが低いため、とても難航しました。

このように例に出してみると、大変そうと思われるかもしれませんが、実は言葉の壁があって良かったと感じることもあります。

言葉の壁があって良かったこと
  • 表現が豊かになる。お互いの英語がまだ拙い時は、色々な言い回しを考えたり、ジェスチャーを交えてみたり、絵をかきながら説明したり、と創意工夫を凝らしたのを覚えています。10年以上経った今でもお互いに伝えようという気持ちが強いので、会話が多いです。
  • 違う言語に触れるきっかけができる。中国語を極めるに至っていませんが、夫のおかげで中国語に興味を持ち、学ぶことができて良かったと思っています。
  • 役割分担がはっきりする。お互いの家族との窓口はそれぞれが担っています。言葉の問題があるので、自然とこの様になりました。日本人の私としては、義家族に気を使いすぎなくて良くて助かっています。

言葉の壁との付き合い方

コミュニケーションで使う言語をネイティブ並みに極めて、言葉の壁を無くすこともできるかもしれませんが、私は国際恋愛/結婚の言語の壁は上手く付き合っていくものだと思っています。

言語の壁で悩んだり、ストレスを感じてしまうことも有ると思います。ここで、言葉の壁を無くすためにひたすら頑張るのではなく、「言葉の壁はあって当たり前、どのように上手く付き有っていこうか」と考える方が楽しいと思います。

もちろん、「愛があれば言葉の壁なんて関係ない」というわけではありません。お互いの関係を築いていくために言葉のコミュニケーションはとても大事です。上記で紹介した通り、言葉の壁には良い点もあると思うので、お互いの将来の為にお互いが楽しみながら努力を続けるのが大事だと思います。

最後に

私が経験した(今も経験している)国際恋愛/結婚の言葉の壁についてご紹介しました。

英語圏出身のお相手と英語でコミュニケーションしている方は、討論になった際など「直ぐに言い返せない、こちらも言いたいことがあるのに・・・」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、逆に直ぐに言い返せないために喧嘩にならずに済んでいるということも有るかもしれません。言葉の壁があるからこそ、じっくりゆっくり話して相手を深く知るチャンスだと思っていると心がとても楽になります。

この記事が、言葉の壁に悩んでいる方の参考になれば幸いです。