皆さんこんにちは、インターネットで調べものをするのが好きなALEE(エリー)です。
今回は、タイの不動産情報を得るのに欠かせない、日系不動産サイト以外のタイ不動産ポータルサイトを3つご紹介します。
皆さんは、どのようにしてタイ不動産情報を得ていますか。多くの方が日系不動産会社のウェブサイトなどを活用されているのではないでしょうか。タイ・バンコクには沢山の日系不動産会社があり、タイの物件について日本語で知ることができるのはとても便利です。一方で、もう少し詳しく調べてみたいと思う方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、海外の方たちも見ている、タイ不動産ポータルサイトを用途別に3つご紹介します。タイ不動産について、もっと調べたいと思っている方の参考になれば幸いです。
1.ある物件について調べたい時ーHipflatー
例えば、気になる物件が既にあり、その物件の基本情報に加えて、価格の変動や周辺のコンドミニアムの価格帯なども調べたい時にとても便利なのがHipflatです。建設中のコンドミニアムであっても、現時点で分かっている情報を確認することができます。
Hipflatの特徴
検索できる物件の数で見た場合、情報量が他のポータルサイトに比べて圧倒的に多いです。また、それぞれの物件のページへ進むと、その物件の基本情報(建築会社・完成年・部屋数等)が細かく記載されており、とても参考になります。特に、価格の推移表は独自の技術を使用しているだけあり、比較的信憑性があります。
Hipflat が特に差別化しているのは、数百もの構造化されていない情報源から不動産価格データを取得し処理できる、自然言語処理とマシンラーニング技術を使った独自のデータマイニングソリューションだ。
THE BRIDGEのニュースより抜粋 <http://thebridge.jp/2017/10/hipflat-aucfan-investment>
素晴らしいサイトですが、マイナス面としては、現時点では地図上で様々なコンドミニアムの位置関係を表示することができない点です。(それぞれのコンドミニアムの地図は付いています)個人的には、駅別のコンドミニアム一覧を地図上でも見れればもっと良いと思いますが、なにせ数が多いのでしょうがないのかもしれません。
Hipflatの使い方
基本編
上の写真が、Hipflatのメインページになります。もしも、タイ語または英語で表示が出てしまった場合は、右上の国旗を模したアイコンをクリックし、日の丸マークを選ぶと日本語表記となります。価格を円表示で見たい場合は、隣のTHBをクリックしJPYに変更します。
既に調べたいコンドミニアムの名前が分かっている場合は、「コンド名で検索」の欄に名前を入れて検索することができます。
応用編
コンドミニアムの正式名称が分からない時は、メインページ中央の検索ウィンドウから、バンコクの地域名を選択して検索することができますが、日本人には地域名はあまり馴染みがないので、使い難いかもしれません。
そこで役立つのが、BTS、MRTなどの駅名からや建築会社名での検索です。少し分かりづらいのですが、メインページを一番下までスクロールすると下の画像のようになっており、駅名や建築会社名からコンドミニアムを検索することができます。
例えば、日本人に人気のBTSプロンポン駅を選ぶと下のように、沢山のコンドミニアムリストが表示されます。
本当に情報量の多いサイトなので、皆さんの用途に応じて是非活用してみてください。
2.プリセール・建設中の物件を調べたい時ーDDpropertyー
タイの不動産価格は、プリセール時と物件完成直後が比較的低いと言われています。そのため、現在どのようなプリセール・建設中の物件があるのか調べることも有るかと思います。そんな時に使えるサイトがDDpropertyです。残念ながら日本語表記はなく、タイ語と英語のみですがご紹介します。
DDproperty英語サイト(バンコク内プリセール物件のページ)
DDpropertyの特徴
近年タイ不動産ポータルサイトが沢山ある中で、プリセール・建設中プロジェクトを探すのに優れています。先ず一番上のメニューに【New Projects/新しいプロジェクト】があり、プリセール・建設中のコンドミニアムプロジェクト一覧を見ることができます。また、一覧では必要な情報が簡潔に載っており、建築会社のセールス/取り扱いエージェントへの問い合わせフォームも用意されています。
DDpropertyの使い方
上のリンクから、DDpropertyのサイトに行かれた際は、既に上の画像のページになっていると思います。メインページから検索される場合は、メニューのNew Projectsを選択し、バンコクでお探しの場合は、Bangkokをクリックしてください。更にバンコク内の地域を選択して、検索結果を狭めることもできます。残念ながら、現時点では駅名で検索結果を狭めることはできません。
例えばここで調べたプロジェクトをHipflatで調べてみて、近くの完成済みの物件の価格と比較してみる、といった使い方もできるかと思います。
3.タイ不動産マーケットについて調べたい時ーCBREー
2018年現在土地の価格上昇に伴い、コンドミニアムの価格もどんどん上がってきています。しかし建設ラッシュは続いており、過剰供給ではないのかなど様々な疑問をお持ちの方も多いと思います。そこで、調査に基づいたデータを提供してくれるのが、タイの大手外資系不動産会社CBREのサイトです。
CBRE英語サイト(リサーチとレポートのページ)
CBREの特徴
他のタイ不動産ポータルサイトと同じように、物件検索も可能です。しかし、CBREのサイトで充実しているのがタイ不動産等に関する、リサーチとレポートのページです。一部有料のレポートも有りますが、無料で読めるものが多いです。
残念ながらレポートは英語のみとなっております。英語はちょっと・・・という方も、数値やデータなどは分かりやすく表やグラフになっているので、少し見てみても面白いかと思います。
CBREの使い方
メインメニューからResearch & Reportsをクリックすると、上の画像のようなページになります。そこで、Bangkok Reports(バンコクリポート)をクリックすると、レポートリストが表示されます。
おススメのレポートはBangkok Overall MarketViewの中の、Bangkok Real Estate Market Outlook 2018です。
最後に
以上、3つのタイ不動産情報サイトの特徴や使い方の例をご紹介しました。
3つの中でも特に、Hipflatは日本語表記もあり、とても便利です。
タイ不動産を検討される際は、実際に不動産会社と会って話をしたり、コンドミニアムのセールスオフィスを訪れるのは大事だと思います。そして、足を運ぶ前に今回ご紹介したサイト等から事前情報を調べておくと、充実したミーティングができるかと思います。
最後にご紹介したCBREのレポートは英語なので、今後気になる個所や「まとめ」をこのサイトでもお伝えしていければと思います。
今回は長くなってしまいましたが、ご覧いただき、ありがとうございました。