こんにちは、ALEE(エリー)です。
今回はタイのコンドミニアムの内装インテリアについてご紹介します。ご自身で住むため、または賃貸目的でコンドミニアムを購入した際に必要になるのが内装です。タイ不動産投資を考えている方の中には、内装はどのようにすればいいのか、家具はどこで購入するのがいいのか等疑問を持たれる方もいるかと思います。是非この記事を参考にしてみて下さい。
タイコンドミニアム内装表記の見方
中古のコンドミニアムを含め、家具付きのコンドミニアムも販売されていますが、新築物件では家具なしのコンドミニアムの方が多い状態です。販売時の内装状況についての英語表記は下の4つに分かれます。
- unfurnished 家具無し
- fully fitted 基本的には家具なしだが、備え付けの棚、クローゼット等有り
- partially furnished 一部の家具有り
- fully furnished 一式生活に必要な家具有り
Fully furnished の表記では、賃貸の場合は家電も付いてくることがほとんどですが、購入の場合は家具だけで家電は含まれていないということもあります。内検に行く際にきちんと確認することが必要です。
また、プリセールの物件のモデルルームを内検する際は、どこまでの装飾が部屋料金に含まれているのかの確認が必要です。例えばモデルルームで見た壁の装飾(壁紙等)は実際の部屋には付いてこないということもあります。
タイコンドミニアム内装依頼先
1. 内装業者にお願いする
日系やタイの業者など様々あり、中古物件のリフォームまたは他の賃貸物件と差をつけたい場合は、お勧めです。しかし、デザイン料と工事費用が分かれていたり、完成予想図を3D図面で出してもらうのに別料金が掛かったりと様々な費用が発生することがあります。料金設定が明確で、信頼でき綿密な話し合いが持てる業者を選びましょう。
メリット:完成度の高い部屋に仕上がる・自由度が高い・色々任せられるので楽
デメリット:費用が高い・綿密に確認しないと思っていたものと違った出来上がりになることも
【バンコク不動産】コンドミニアム内装業者の選び方や参考費用こちらの記事では、タイの内装業者について詳しくご紹介しています。
2. 大手家具屋さんにお願いする(IKEA以外)
タイの大手家具屋さんには、Index Living Mall と SB Design Square の2つがあります。Index Living Mall はタイのIKEAといった感じで、お手頃な家具やインテリア雑貨が揃っています。SB Design Squareは様々なスタイルのニーズに答えるため、複数のテイストの家具が揃っています。輸入家具などもあり、Index Living Mall よりも値段が高い印象です。
さて、この2つの家具屋さんですが、両方ともbuild-in(壁などに備え付ける) 家具も扱っています。基本的にはタイ語が必要ですが、部屋全体の内装の相談にも乗ってくれます。お店を訪れて気に入った大きな家具があれば、部屋の図面を見せて相談してみてください。私は数回インテリアの相談を試みたのですが、私のタイ語が拙すぎたこともあり諦めました。ちなみに、単体で家具を購入した際は、タイ語を流暢に話せなくても片言のタイ語と英語で何とかなりました。
メリット:統一感のある内装が可能・内装業者よりもリーズナブル
デメリット:基本的には自分で内装インテリアを決めなくてはいけない・ある物の中から選ばなくてはいけないので、自由度は低い
3. オーダーメイド/カスタムメイド家具店
タイならではなのがこちらの選択肢です。タイにはたくさんの若手家具ブランドがあり、多くがオーダーメイドやカスタムメイドを受け付けてくれます。部屋の図面を持って行き、部屋全体の家具をそろえたいと相談すれば、デザイナー本人が相談に乗ってくれる場合もあり、一つの店から家具を揃えるので、テイストも統一されます。
しかし、壁紙やカーテンなどは扱っていないお店がほとんどです(相談すれば業者を紹介してくれることも有り)。また、build-in(壁などに備え付ける)家具も扱っていないお店もあるので、大々的な内装、またはリフォームを希望している場合は不向きです。(どのようなお店があるかはまた別の記事でご紹介します)
メリット:好みの内装にすることが可能・輸入家具よりもリーズナブルなことも
デメリット:機能性を考えると既成品よりも劣っていることもある
4. 自分で様々なお店から買いそろえる
お時間があり、選ぶのが好きという方は、一つ一つ様々なお店から揃えていくことも可能です。例えば、大手家具屋さんからはスタンダードなダイニングセット、お気に入りの家具屋さんからはリビングのソファーとコーヒーテーブル、ベッドセットはホームセンターから無難なものを購入し、クローゼットはbuild-in(壁などに備え付ける)家具を扱うお店に依頼する。お金をかけるところはかけて、でも抑えられるところでは抑えたいというような場合には一番いい方法だと思います。
メリット:自分の思い通りの内装にすることが可能・費用を抑えることもできる
デメリット:すべて自分で手配しなくてはならず、時間と手間がかかる・好きなものを集めた結果、統一感のない内装になってしまうことも
【バンコク不動産】コンドミニアムの内装/壁紙・クロス編こちらの記事では、壁紙・クロスのみ業者に依頼する場合についてご紹介しています。
タイコンドミニアム内装でトラブルは付き物
上記4つの方法をご紹介しましたが、どのような方法で内装に取り組むにしても、日本とは大きく違う点が一点あります。それは、人任せにせず、進捗を自身で確認する必要がある点です。
依頼した家具が期限内に届かない、出来上がった装飾が思っていたものと違う等トラブルは付き物です。もしも、トラブルに遭ってしまった場合は、落ち着いて話し合いをして最善策を模索すれば必ず道は開けます。何かあったときにストレスを感じないよう、トラブルは付き物だという心構えをもって進めていくのが良いかと思います。
最後に
タイの内装事情についてご紹介しました。
私は内装で様々な苦労や失敗もしましたが、内装やインテリアのことを考えるのは楽しく色々な事を学ぶことができました。この記事が少しでも皆さんの理想のお部屋づくりの参考になれば、幸いです。